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症状について知る

ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症とは？

腰痛の原因で最も多いのが椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます。

飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。

この症状を坐骨神経痛といい、椎間板ヘルニアの代表的な症状となっています。

坐骨神経痛は病名ではなく、「症状」のことをいいます。

脊柱管狭窄症はその名の通り、脊柱管という背骨の中にある神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫される病気です。

原因はなに？

椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症の発症は、環境要因（姿勢・動作）や遺伝要因、そして、加齢が関係しています。

椎間板には、前傾姿勢や座ったり、立つなどといった姿勢や動作で体重の約2・5倍の圧力がかかると言われます。

この生活習慣の繰り返しで椎間板が変形し椎間板へルニアや脊柱管狭窄症に発展するものと考えられています。

また椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症の別の原因としても「股関節」と「お尻の筋肉」にもあります。

まず骨盤と股関節の動きが正しく出来ていないと腰に大きな負荷がかかります。

特に大きく関与している筋肉は「お尻の筋肉」で股関節の動きに深く関与している大切な筋肉です。

お尻の筋肉がうまく使えず、腰に大きな負荷がかかります。

この「お尻の筋肉」がうまく使えないことで椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の原因にもなります。

実は間違えやすい

病気がある！

椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症以外にも、お尻や脚に痛みやしびれを出す病気は色々あります。

多いのは、神経の滑走障害です。これは、神経が皮膚や筋肉との間の滑りが悪くなり引っかかり、痛みやしびれを出すものです。

神経には、皮膚の裏に走っている細い皮神経と、坐骨神経などの太い神経があります。

全身の皮膚の裏にびっしり走っている細い神経であるため、その部位が長時間圧迫されたり、テンションがかかり続けると痛みやしびれを出すことがあります。

これがお尻や脚に起こった場合、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛などと間違えられます。

症状から痛みやしびれの原因が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症神経の滑走障害か見分けるのは非常に困難です。

また、神経の滑走障害の場合、画像に何かが写るわけでもありません。

そこで当院では、滑走障害を起こしていそうな部位の皮膚や筋肉を、手技療法で神経を滑走させます。

その後痛みやしびれが半減したら、その部位の神経の滑走障害が原因と判断しております。

この方法は、その場で結果がわかり、そのままセルフケアとしてもお伝えできるので有効です。